ヴァージル・アブロー就任後では初の日本開催のメンズショー
2020/09/05 Fashion Topics
「ルイ ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2020年9月2日、東京都江東区に9月10日にオープンする東京国際クルーズターミナルで、2021年春夏コレクションのランウェイショーを開催した。
先月、中国・上海で発表したランウェイショーのルックを新作に一部入れ替えて行ったが、これは新型コロナウイルスのパンデミックを1つの契機としたシーズンに関係なくコレクションを発表することを体現したもの。
今後も世界の各都市を巡回し新作と発表済みのコレクションで構成したショーを開催していくことをメンズのアーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が表明している。
ルイ・ヴィトンは7月のパリファッションウィークでアニメーションフィルム「The Adventures of Zoooom with Friends(ズームと仲間たちの冒険)」を公開。フィルム上ではズームが仲間たちとパリから世界に向けて航海するストーリーが展開されており、世界中を巡回しながらショーを開催していくことが示唆されている。
先月6日に中国・上海でのショーに続き、今回は東京で開催されリサイクル素材や過去のコレクションを再利用するなど『アップサイクル』がコレクションのキーワード。カラフルなコレクションが東京のショーでは新作に加えられ、上海で発表した色と混じり合うことでより進化したカラー展開が特徴のランウェイとなった。
また会場となったのは東京都江東区に9月10日オープン予定の「東京国際クルーズターミナル」で180人のゲストが招かれた模様。ちなみに上海のショーでは1500人のゲストだったので、東京ではソーシャルディスタンスを非常に意識した配置となった。