CALVIN KLEIN|「カルバン クライン」、ラフ・シモンズが退任|FASHION TOPICS


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December 22, 2018

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ラフ・シモンズが「カルバン クライン」を退任

「PVH コープ(PVH CORP)」傘下の「カルバン クライン(Kalvin Klein)」は、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのラフ・シモンズ(Raf Siomns)が退任することを発表した。「カルバン クライン」側が求めるものとラフ・シモンズのクリエイティブビジョンには隔たりがあり、ブランドの方向性の違いから今回の結果となった模様。


CALVIN KLEIN – Brand

「カルバン クライン」とは

「CALVIN KLEIN(カルバン クライン)」は、1968年にカルバン・クラインが自身の名でバリー・シュワルツと共に設立したファッションブランド。
1970年代後半にジーンズが人気となり、さらに「カルバン クライン」の代名詞的なアイテムであるフレグランスやアンダーウェアなどを含め幅広い商品を展開している。
ブランドとしての「カルバン クライン」は、2002年にアメリカのアパレル会社であるフィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)に売却しPVHの傘下になった。(PVH傘下のブランドはトミーヒルフィガーなどがある。)
2003年にデザイナーで創業者のカルバン・クラインが引退。
2004年春夏コレクションよりウィメンズのデザイナーはフランシスコ・コスタ、メンズのデザイナーはイタロ・ズッケーリがそれぞれ就任していたが、2016年4月に退任発表となった。
2017-18秋冬コレクションより”Raf Simons(ラフ・シモンズ)”がチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。  

「ラフ・シモンズ」とは

2016年から「CALVIN KLEIN 205W39NYC」のデザイナーを務めるラフ・シモンズは、1968年ベルギー・ゲンク生まれ。大学では工業デザインを専攻。
ウォルター・ヴァン・べイレンドンクの元で経験を積み、インテリアデザイナーとして働く。その後、独学でファッションを学び自身のブランドをスタートさせた。

【 略歴 】
1995年:初コレクションをミラノの展示会でプレゼンテーションという形で発表、その後はパリの展示会で3シーズン発表
1997年:秋冬コレクションからパリ・メンズコレクションに参加
2005年:「ジル サンダー」のクリエィティブ・ディレクターに就任
2012年:秋冬コレクションで「ジル サンダー」を退任し、「ディオール」のデザイナーに就任 2015年:10月に「ディオール」のクリエィティブ・ディレクターを退任
2016年:「Calvin Klein(カルバン クライン)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任 2017年:「CFDAファッションアワード」のウィメンズウェア及びメンズウェア部門でデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞
2018年:「Calvin Klein(カルバン クライン)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーを退任


CALVIN KLEIN – Runway

・Men’s & Women’s
Calvin Klein 2019SS
Calvin Klein 2018-19FW
Calvin Klein 2018SS
CalvinKlein 2017-18FW

RAF SIMONS – Runway

・Men’s
Raf Simons 2019SS MENS
Raf Simons 2018-19FW MENS
Raf Simons 2018 SS MENS


CALVIN KLEIN – Fashion Topics

CALVIN KLEIN|カルバン クライン、ラフ シモンズによる初コレクションをニューヨーク・ファッション・ウィークで発表
RAF SIMONS|ラフ・シモンズ、カルバン クラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任