服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法とは
売上は最大の力
現在ファッション関係で接客販売されている方や、これから販売の仕事に就きたい方・特にファッションが好きで販売の仕事に就いている方・個人売上が伸び悩んでいる方など、やるからには売上で一番になりたいですよね。売上予算がないショップ・ブティックはないはずです。
販売の仕事で「売上は最大の力」です。
もちろんファッションの接客販売において販売することだけが仕事ではありませんが、接客・販売力がなければファッション販売の現場で説得力は生まれません。
これはアパレル業界に限ったことではありませんが、予算・数字を達成することが最も早く簡単に出世する方法であり、対会社・対上司・対同僚スタッフに影響力を与えることができます。
販売員にとって最大の力を生み出す売上は接客からしか生まれません。
より良い接客をしていればお客様も売上も確実についてきます。
一般的な接客販売のマニュアルが正しいわけでもありません。
誤解をしてほしくないことが一つあります。当ブログの「服好きの販売員が売上トップになる接客方法」では、お客様に対して押し売りやしつこい接客方法を伝授するものではありません。むしろ、そういうことが苦手な方が対象です。
販売のテクニック自体はいろいろとありますし解説もしていきますが、お客様も販売員も人間です。気づいてあげることが大事なことであり、お互いに良かったと思えるかどうかが一番重要であると言えます。
今回の「服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法」では、基本的なことですが「ウザくならない接客とは」について解説していきます。
服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法 9 「ウザくならない接客とは」
接客は苦手?!
皆さんは接客されることは苦手ですか?
私は、正直言うと苦手です。
とりあえず私自身のことはどうでもいいことですが、例として接客されたくない理由を挙げると、
「ゆっくり商品を見たいから」とか、
「話しをするのが苦手だから」とか、
「とにかく面倒くさいから」とか、
人それぞれいろいろな理由があると思いますし、実際アンケートでもこのような回答が多い印象です。
しかし接客されるのが苦手で「接客されたくない」本当の理由は別にあります。
「接客されたくない」本当の理由
お客様が接客されたくない本当の理由は「買う気がない」からです。
これを言ってしまうと身も蓋もないことですが、お客様は買う気があるときに接客をされないと、
「無視された」とか、
「サービスが悪い」とか、
「雰囲気が良くない」とか、
最悪の場合はクレームに発展します。
しかし買う気が一切ない場合は「接客がウザい」と言われます。
まず販売員が第一にしっかり認識していただきたいことは、
お客様は、
「買う気があるときは接客されたい」
「買う気がないときは接客されたくない」
ということです。
お客様は自分の都合の良いように解釈します。
さらに最悪な場合、「接客されるのは嫌だけど、接客されないのは無視されているようで嫌」というお客様もいます。(特に高級店でお客様が自分自身で分不相応と感じた場合など)
お客様と販売員は対等な関係ではありませんし、お客様は理不尽なことを言います。もちろんこれは全てのお客様や接客の場面でそうだとは言いませんが、販売員は接客する前提としてこのように認識すべきです。
販売員は超能力者ではないので、ショップに入店してきた時点では「買う気があるのかないのか」はわかりません。(ただし、嗅覚が鋭い販売員はある程度わかりますが、その理由・方法は次回以降述べていきます。)
買う気がないお客様を買う気にさせるのが販売員の仕事ですが、これが出来る販売員は非常に少ないでしょう。当然、買う気がないお客様を買う気にさせることが出来れば間違いなく売上トップになれますが、まずは買う気のあるお客様を選択して接客できるようになるほうが売上トップに近づきやすいです。
ウザい接客と感じる理由
そもそも接客されるのが苦手であるということと「ウザい接客」は表裏一体の関係です。接客されるのを苦手に感じるお客様は接客されるだけでウザいと感じますし、買う気がなければ尚更です。
なぜウザいと感じるかというと「興味のない話を聞かされ、会話をさせられる」と感じるからです。しかし、販売するスタッフはお客様がショップに来店してきているわけだから「興味があるだろう」と想定して接客してきます。
ここでまず温度差があるわけですが、ウザいと思われる販売員はお客様との温度差を感じ取ることが出来ずにドンドン接客してしまいます。特に知識だけで接客していくと高確率でウザいと思われるでしょう。
ウザい接客と思われないためには
買う気があるなしに関わらず、接客でウザいと思われないように、しかし売上をつくるためには、次のことをいかに自然にできるかです。(ただし買う気がないお客様には基本的にウザいと思われると考えてください。)
1 お客様が欲しい情報を見極める。
2 お客様が欲しい情報をピンポイントで伝える。
3 お客様が欲しい情報にプラス1の情報を合わせて伝える。
4 そこで反応が良ければ、さらに欲しい情報を見極めてお伝えする。
5 さらにワンポイントで伝える。
間違っても自分の商品知識を全て一気に出すようなことは絶対にNGです。
10の知識があるならば、はじめは1か2程度で充分です。なんでもかんでも商品知識を伝えようとする前に、お客様が求めている情報は何かを察知することに集中するべきです。目の前で興味のないことを自慢気に語られることほどウザいことはありません。
接客とは
接客とは、お客様の情報をどれだけ多く収集し、的確な情報(アドバイス)を与え、さらに的確な情報に関連しているけどお客様が想像出来ていなかった有益な情報をプラスして与えられるかです。顧客はこれの繰り返しによって生まれます。
服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法 9 「ウザくならない接客とは」あとがき
今回の服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法は、「ウザくならない接客とは」でした。
接客する以上、販売員はどうやっても絶対にウザがられないということはありません。しかし、売れない販売員ほどお客様からウザがられているのも事実です。お客様を見ているようで全く見ていない販売員ほどウザい存在となってしまいます。
短期的にウザい接客で高い売上を作ることは可能ですが、残念ながら長期的には持ちません。お店も周りの同僚販売員もさらに自分自身も疲弊していくからです。
次回以降も服好きの販売員が絶対売上トップになる接客方法を様々な角度から解説していきます。
【次回記事】