ブランドショップで絶対買ってはいけないヒトとは
そもそもブランドショップとは
ブランドショップ(並行輸入店)とは当ブログのブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1でも説明していますが、簡単に言うと一般的に高級ブランドと言われているブランドの商品を並行輸入で直接又は間接的に仕入し販売しているショップのことです。
これまで「ブランドショップでは絶対買ってはいけないブランド」のシリーズでは、ブランドそのものに対してどのようなことなのかを解説してきました。
今回の「ブランドショップで絶対買ってはいけない人と買うべき人」のシリーズでは、どういう方が向いてなくて、どういう方が向いているのかを解説していきます。
※注意点
今回ご紹介する「ブランドショップで絶対買ってはいけない人と買うべき人」においては、ブランドショップ(並行輸入店)で取り扱うバッグ・財布などの革小物の商品が中心です。時計・アパレルなどは含みませんのでご注意ください。
ブランドショップで買ってはいけない人とは一体どんなヒトなのか?
早速ですが、ブランドショップで絶対買っていけない人は以下の4点のいずれかまたは複数に当てはまる方です。
1 ファッションに非常に敏感でおしゃれな方
2 ファッションに敏感でおしゃれな方に非常に憧れている方
3 ブランドの直営店でいつもお買い物されている方
4 ブランドの直営店同様のサービスをお求めの方
これら上記に当てはまる方は残念ですが、ブランドショップでの買い物は絶対やめましょう。それではそれぞれの項目について解説していきます。
1 ファッションに非常に敏感でおしゃれな方
雑誌で例えるとVOGUEとかGINZAとかSPURとかをご愛読されているような方は、ブランドショップで絶対買ってはいけません。
これらの雑誌に掲載されている商品は全くと言っていいほどブランドショップにはありませんし、あったとしてもリアルタイムでブランドショップにあることは非常に稀です。
ここに当てはまる方はブランドショップで絶対買ってはいけないというよりは、買えないというほうがもしかすると正しいかもしれません。ここでの買えないとは金銭的に買えないのではなくて買いたい商品がなくて買えないということです。
ブランドショップというのは、おしゃれなものを買うところではなく単純にブランド物を買うところです。
残念ながらブランド物が全ておしゃれであるということはありませんし、絶対買ってはいけないブランド商品もあります。
詳しくは、ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1からご参照ください。
非常におしゃれに敏感でブランド直営店や高感度のセレクトショップで主にお買い物をされている方は、入店した途端にどこか雰囲気の違いに気付かれるのではないでしょうか?
陳列されている商品自体にも違和感を覚えるのではないかと思います。ほとんどのブランドショップで本格的なVMDはありませんので、高額商品を扱っている割には全般的に雑な印象ではないでしょうか。
ただ商品がブランド毎に並んでいるケースがほとんどだからです。シーズン毎の提案も(例えばクリスマスとか)低単価の雑貨ショップ以下に見える場合も多々見受けられです。
残念ながらブランドショップで扱っている商品は、おしゃれというよりはブランドそれぞれの定番アイテムや逆に直営店で既に扱っていない商品でブランド側でもメインのラインに捉えてない商品などであり、ファッションに非常に敏感な方が買いたくなる商品は全くと言っていいほどありません。
2 ファッションに敏感でおしゃれな方に非常に憧れている方
こちらの方もブランドショップで買ってはいけません。なぜなら、絶対間違うからです。
まだファッションに対して憧れているけどそれほど敏感ではないファッションセンスの状態である場合、ブランドショップで勘違いともとれる商品に手を出してしまうからです。もちろんそれがいい意味で勉強代とはなるかもしれません。
しかしここで支払う勉強代は大変周り道になりますし、正直時間もお金も無駄です。そして一歩間違うとブランドという物に対しての見識を見誤ってしまい、感覚的に帰って来れなくなります。
同じお金を使うなら現状でわからなくとも、まずは普遍的に良いと言われているブランドのものを見ましょう。なぜそれが良いとされているのか、それがわかってから自分の好みに合うかどうかを感じた方が、より感覚は磨かれるのではないかと思います。
良いものと好みのものは違う場合も多いかもしれません。ですが、なぜ良いとされるのかを理解することは大事なことです。(この辺りもまた別の機会に詳しく解説していきます。)
3 ブランドの直営店でいつもお買い物されている方
ブランドの直営店では敢えて誰も口に出して言ったりしないと思いますが、基本的に並行輸入のショップに良い印象を持っていません。
直営店では少なくともブランドショップまたは並行輸入で買い物しているというのは禁句です。その瞬間からあなたはブランドの直営店でのお客様としてのランクが一気に下がります。もちろん表立って態度には出したりしませんが、確実にマイナスの印象です。
ブランドの直営店において直営店以外で買った商品を所持して接客される場合、海外で買ったという風な感じで逃げておいたほうが賢明です。間違っても他の日本国内の直営店で買ったというような発言はやめましょう。
国内未入荷であれば一発でわかりますし、日本で同じ入荷の商品であっても調べる気になれば簡単に分かるからです。どのブランドでも1店舗当たりで一つの型の入荷数はそれほど多いわけではありませんし、顧客管理も行っているので誰がどこで買ったというのはほぼわかります。
一例ですが、仮に自分が顧客登録をしていなかったとしても、もしその商品が全て顧客管理されている人だけにしか売れていなければ嘘だとばれてしまいます。
このように簡単な嘘をつくような客であれば、販売員も人間ですから信用しなくなります。特に高級ブランドでは顧客での売上は非常にウエイトが高いですから、そのような振る舞いの客は扱うランクも当然下がります。
しつこいようですが上記のようなことをしたからと言って、直営店側が客に対して失礼なことは当然しません。ただ、気持ち良く買っていただける方に買ってもらいたいと心底思っていることは間違いありません。
話が大きく逸れてしまった感がありますが、普段ブランドの直営店でお買い物をされている方はそのまま直営店でお買い物をされたほうが得策です。ある程度購入していれば商品の入荷状況やいろいろな情報を教えてくれますし、イベント等へのご案内もされるでしょう。例えブランドショップで若干の割引があろうともそれに代えられないであろうサービスと満足感が受けられることと思います。そしてなにより最新の商品を選ぶことができます。
4 ブランドの直営店同様のサービスをお求めの方
ブランドの直営店でいつもお買い物されている方の内容と重複することもありますが、サービスといってもいろいろなサービスがありますね。
ここでのサービスとは、次の3点をクローズアップしていきます。
1 接客
2 包装
3 アフターサービス
1 接客
皆さんは接客に関してどう思われているでしょうか?
あまりされたくない・最低限はしてほしいなど、接客に対して感じることは人それぞれですし状況によっても大きく変わってくるのではないかと思います。
ブランドショップでの接客はもちろんレベルや個人差はあると思いますが、満足できることは少ないのではないでしょうか。直営店でも完璧ではないかもしれませんが、ブランドショップ比較すると相対的にある程度の高いレベルは保っていると言えます。
しかし数多くのブランドショップがショッピングモールに出店していることを考えると仕方ないことでもありますし、ショッピングモールの接客レベルを基準とした状況にならざるおえないとも言えるでしょう。
また、ブランドショップで扱うブランド数は非常に多く、一つ一つのブランドに対して知識を深く掘り下げられないのもしっかりとした接客につながりづらい要因の一つです。
逆に堅苦しくない感じがいいという方であればそれはそれで満足度は高まるでしょう。この辺りは諸刃の剣的なところですが次項以降で解説します。
2 包装
これは意外と気にされる方、多いのではないかと思います。
ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 3でブランドショップのデメリットについて触れましたがまさにこれです。
ブランドショップでは直営店で用意されている包装資材は当然ありません。ブランドロゴの入ったリボンや薄紙、当然ながらショッパーもほぼないです。
プレゼントを贈る場合は、明らかにブランドショップで買ったというのがばれてしまいます。もちろん恥ずかしいことではありませんが、相手が「ブランドショップで絶対買ってはいけない人」のタイプであれば、特に価値が下がる気持ちを抱いてしまうのではないかと思います。
これは直営店で買うしか解決策がないですし、決してブランドショップに求めるサービスではありません。
3 アフターサービス
アフターサービスもいろいろありますが、やはり一番気になるのは修理対応でしょう。これもブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 3で解説していますのでご参照下さい。
直営店での対応を基準に考えられている方は、ブランドショップでの対応に若干不安を感じるかと思いますし、アフターサービスに関してもブランドショップに多くを求めるサービスではありません。特に割引で買っているならばです。
ブランドショップで絶対買ってはいけない人と買うべき人<後記>
今回は「ブランドショップで絶対買ってはいけない人と買うべき人」というタイトルで、ブランドショップで絶対買ってはいけない人を解説していきました。
もちろん全てが今回述べた通りではないかもしれませんが、ブランドの直営店やブランドショップなどで賢くブランド商品を買うために活用していただく一つの手立てとなれば幸いです。
逆に「ブランドショップで買うべき人」も今後解説していければと考えています。