2016−17 FW Men’s Collection
COACH(コーチ)
イギリス・ロンドンで2016年1月8日−11日の日程で秋冬ロンドン・メンズコレクションが開催。
15日−19日の日程でイタリア・ミラノでの2016 −17秋冬ミラノ・メンズコレクション。続いて21日−25日の日程でフランス・パリでの秋冬パリ・メンズコレクションが発表されていますが、ミラノ・パリに先立って1月8日−11日の日程でロンドン・メンズコレクションが開催されました。
ミラノ、パリ・メンズコレクションと同様にロンドン・メンズコレクションで個人的に気になったブランドを紹介していきます。ロンドン・メンズコレクション第1弾でご紹介するブランドは、COACH(コーチ)です。
COACH(コーチ)とは
COACH(コーチ)の歴史
COACH(コーチ)は1941年に創業したアメリカの革製品を主に取り扱うブランド。現在ではバッグや財布などの革小物からアパレルなど幅広く商品えを展開しており、2001年にはコーチ・ジャパンが設立されたが、特にCOACHのCをモチーフにしたシグネチャー柄の製品は他のラグジュアリーブランドと比較してもお手頃感のある価格で日本国内でも年齢を問わず大人気となった。数あるブランドの中でもブランドの認知度は非常に高いと言える。
COACH(コーチ)の現在
現在コーチは非常に大きな転換期に来ていると言える。
それは、2013年にコーチのエグゼクティブ・クリエィティブ・ディレクターとして就任したスチュアート・ヴィヴァースの存在である。
スチュアート・ヴィヴァース略歴を簡単に記すと、カルバン・クラインでキャリアをスタートし、ボッテガ・ヴェネタ、ジバンシィ、ルイ・ ヴィトンで経験を積み、2005年にはマルベリーのクリエイティブ・ディレクターとして活躍後、2008年にロエベのクリエイティブ・ディレクターに就任、そして2013年に前述の通りコーチのエグゼクティブ・クリエィティブ・ディレクターとなった。
スチュアート・ヴィヴァースがコーチに就任して以来、発表するコレクションは非常に好評であり、徐々にコーチというブランドのイメージが変わりつつきている。コーチはこれまでファッション性向としてはワンランク落ちるブランドイメージであったが、良好なイメージとして世間一般的に浸透してくる頃合いが今シーズンから来シーズンくらいではないだろうか。
デザイナーが替わるということについて
例えばグッチにとってのトム・フォードやルイ・ヴィトンにとってのマークジェイコブスのようにデザイナーの力はブランドの転換期にとって非常に重要であり、デザイナーによってブランドの転換期が訪れるとも言える。
バッグなど革製品がメインのブランドにおいては、ビジネス的に売上の10%にも満たないケースが多いであろうプレタ・ポルテ、アパレルの部分に対しコレクション・ファッションショーなどを通し非常に労力とお金をかけるのはブランドの力の源がそこにあるからと言えるだろう。
一般的にはもしかすると奇抜な服ばかりで意味がわからないと感じる方も多いだろうと思う。しかしファッションショーの出来こそがブランドのパワーを示し、後々奇抜なコレクションが噛み砕かれて一般的に広まることにより、知らず知らずの内にみじかに存在したりするのである。
非常にコーチのことから話が逸れたが、当ブログではアウトレットは本当にお得なのか 1などで、大きく言ってしまうとコーチのビジネススタイルを解説してきており、特に企業としてアメリカのファッションブランドは高い位置でブランドイメージを保つことが出来ないケースが多く(個人的にブランドイメージを高く保てているブランドはティファニーくらいではないかと思う)、今後のコーチにはぜひ期待したいと思う。
COACH
2016-17FW Men’s Collection
コレクション・ルック
黒をベースにブラウンやレッドなどの配色で随所にコーチらしいライダースなどのレザーイアテムが登場。リアルクローズとして使えそうなアイテムも非常に多い印象。
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