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ブランドショップで間違いなく本物を買う方法とは
今回のコラムでは「ブランドショップで間違いなく本物を買う方法」を解説していきます。
ブランド品はどこで買う?
皆さんは、ブランド品のバッグや財布を買うときにどこで買いますか?
店舗で買うこともあれば、ネットショップでという方も多いのではないでしょうか。
ブランド品を購入する代表的なショップ
ブランド品を買う時の代表的なところは、
1 ブランドの正規直営店(正規のアウトレット店も含めて)
2 ブランドショップ(並行輸入店)
3 質屋・リサイクルショップ
大体は上記に挙げた3タイプのお店から購入すると考えられます。いずれのタイプも多くがネットショップでも販売していますね。
各ショップの利点と信用度
各ショップの大まかな利点は、
1 ブランドの正規店は当たり前ですが売られている商品は絶対本物
2 ブランドショップは直営店よりもお得に買うことが出来る
3 質屋・リサイクルショップは新品同様のモノから中古まで幅広く販売。価格も状態に応じて高いものから非常に安いものまで様々
信用度で言うと、
1 正規店は絶対本物ですから信用度は100%!!
2 ブランドショップについてはどうでしょうか?本物だと思うけど、もしかしたら不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。特に現物を見ることができないネットショップだと尚更不安かも?!
3 質屋・リサイクルショップに関しては地元に根ざしたお店から全国展開しているショップまで様々でありケースバイケースといったところでしょうか。
ブランド品を買う際、決して安くはないお買い物になるわけですから「できれば安く買いたい」「もちろん新品で」というのを誰もが思うのは当然です。
ブランドショップで間違いなく本物を買う方法
今回は「新品で安く買う」という条件に当てはまるであろう「 ブランドショップで間違いなく本物を買う方法」を解説していきます。
特に現物を見ることが出来ないネットショップで買うことに焦点を当て、ブランド品をどうすれば間違いなくネットショップで安心して本物を買うことができるかを考えていきます。
そもそもブランドショップとは
ブランドショップ(並行輸入店)とは当ブログの「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1」でも解説しておりますが、簡単に言うと一般的に高級ブランドと言われているブランドの商品を並行輸入で直接又は間接的に仕入し販売しているショップのことです。
本物のブランド品をネットショップで間違いなく買うことが出来る方法とは
間違いなく本物を売っているショップは何処か
摘発されたニュースなどでご存知の方も多いかと思いますが、ブランド品の偽物というのは非常に多く、一見してすぐに偽物とわかるものから精巧につくられほぼ見分けのつかないものまで多種多様に存在します。
しかし、現状で正当な企業活動をしているショップが偽物を取り扱うメリットは全くありませんが、ブランド品には正規店で買わない限り常に「本物なのか」「偽物ではないのか」という疑念がつきまとうのも事実です。
故意かどうかに関わらず一度でも偽物を取り扱ってしまうとその企業・ショップはネットですぐにその情報が拡散し、即刻市場から退場させられるのは明らかです。
そこで並行輸入品市場での「偽造品」や「不正商品」の流通防止と排除を目指している「AACD(日本流通自主管理協会)」という団体があり、多くの並行輸入に関わる企業・ショップが加盟しています。
ブランドショップで運営しているネットショップでAACDに加盟している企業・ショップは、会社概要などのページで加盟に関する表記がありますので、見たことがある方もいらっしゃると思います。
AACDの表記がある企業及びショップに関しては、ほぼ間違いなく偽物が混入する心配はないと言っていいでしょう。
AACDには3種類の企業が加盟しており、百貨店・量販店・専門店・通販・質・リサイクル店などの「小売会員」、主に並行輸入で仕入れを行い卸売をしている「卸売会員」、協会活動に協力する「賛助会員」となっています。
AACDに加盟していないブランドショップ及びブランドショップを運営する企業の多くは、AACDに加盟している卸売会員から仕入れを行っていることがほとんどですので、AACDに加盟していないからと言って偽物を取り扱っているというわけではありませんのでご注意ください。
しかしながら、消費者サイドからはAACDに加盟していない企業・ショップがAACDの会員企業から仕入れを行っているかどうかはわかりませんので、安心して購入できるのはAACDに加盟している会員企業であるのは言うまでもありません。
本物のブランド品をネットショップでさらに間違いなく買うことが出来る方法とは
ここまでの話を簡単にまとめると「AACD」の会員企業であれば間違いなく本物であるということです。
ここから「さらに間違いなく本物を買うことが出来る方法」を解説します。
「小売会員」と「卸売会員」
前項でAACDに3種類の会員企業があることは既にご説明しましたが、ここから説明する内容で重要なのは「小売会員」と「卸売会員」についてです。
業界的に各ブランドショップ・企業で程度の差はありますが、全般的に見ると売上は低迷していると言えるでしょう。小売であるブランドショップの売上が低迷するということは、在庫が過剰になりますので当然仕入れが減少します。仕入れが減少するということは卸売企業の売上も減少しますので、ここでも当然在庫が過剰になってきます。
これでどういうことが起きるているかというと単純なことですが「卸売企業がネットショップで直売している」ということです。
ということは、仕入れを行っている卸売企業のネットショップのほうがさらに商品の信頼性が高く、間違いなく本物であるという確率は高くなりますよね。
そうなると、
すごく気になることが出てくると思うんですよ。
もしかして、
「卸売企業のネットショップのほうが安いんじゃない?!」
これまでの流れを考えると、これは当然考えつきますよね。
「中間マージンがないから安くなるはず!!」
それで、
実際に価格を見てみると、
「うーん、あんまり変わらないかな」
もちろん、全部の商品を比較した訳ではないのですが、代表的なブランドでどこのブランドショップでも取り扱いが多い定番の商品で何点か調べてみましたが、正直なところ大きな価格差は感じられませんでした。
もちろん安いと言える商品もありましたが、絶対に卸売企業のネットショップの方が絶対に安いとは言い切れるほどのサンプルは確認できませんでした。
これには、当然といえば当然の理由があります。
「卸売会員」と「小売会員」の関係
卸売企業があまりにも価格を安くしてまうと、取引先である小売企業の売上を当然圧迫することになり、結果的に自らの首を絞めることになってしまうからです。そのため付かず離れずの価格設定が多く見受けられる結果となるわけです。定番商品ではこのような状況ですが、処分セールなどではまた状況がかわってくるかもしれません。
ただ、あまり価格差を感じられないのであれば卸売企業のネットショップで買うほうが本物を選ぶという点で間違いないのは言うまでもありません。
また、卸売企業でも「得意なブランドやアイテム」「不得意なブランドやアイテム」がありますので、扱うブランド・アイテムでもかわってくるでしょう。
AACDの「小売会員」と「卸売会員」の見分け方
AACDの会員企業は、企業概要のページなどにAACDのマークと会員番号が表記しています。
「小売会員」と「卸売会員」の簡単な見分け方は、この会員番号に注目です。
会員番号 ◯ー△△△△
上記のような表記がありますが、最初の◯が「小売会員」と「卸売会員」を区別するアルファベットが入り、△には4桁の番号が振られています。
◯がRの場合は→「小売会員」
◯がWの場合は→「卸売会員」
◯のアルファベットはRかWとなっており、簡単に「小売会員」と「卸売会員」を判別することができますのでご参考下さい。
ブランドショップで間違いなく本物を買う方法とは 《後記》
今回は「ブランドショップで間違いなく本物を買う方法とは」を解説しました。
結論としては、AACDに加盟している企業は間違いなく、さらに卸売企業が運営しているネットショップはさらに間違いないということです。
再三にはなりますが、AACDに加盟していないからと言って偽物を販売しているわけではありません。AACD加盟企業から本物のブランド品を仕入れしている企業・ショップ、または独自の仕入れルートで本物のブランド品を仕入れをしている企業・ショップも多くあります。
しかし、ブランド品の真贋について消費者にとって非常に不安にさせていることも事実です。ブランドショップの多くは大手ショッピングサイトに出店していますのでレビューや質問への対応などを含め、判断材料の一つとしてAACDを活用して頂ければと思います。