LOUIS VUITTON MEN'S FALL/WINTER 2021-22｜ルイヴィトン 2021-22年秋冬メンズコレクション

「Louis Vuitton（ルイヴィトン）」は、1854年に旅行用鞄の専門店として創業されたブランド。現在では「ディオール」や「フェンディ」など数多くのブランドを傘下に持ち、ケリングやリシュモンと並ぶファッション業界大手である「LVMH モエヘネシールイヴィトン」の中核ブランドとなっている。
創業者のルイ・ヴィトンは、1821年スイス国境に近いジュラ山脈のアンシェイ村で生まれる。パリで荷造り用木箱製造兼荷造り職人の見習いとなり、従来の蓋の丸いトランクから積み上げることが容易な平らな蓋のトランクを考案。さらに革より軽い防水加工を施したグレーの無地コットン素材「グリ・トリアノン・キャンバス」を使用したトランクは「ナポレオン3世」の皇妃「ユージェニー」が旅行用の衣装ケースとして発注し評判となる。
1896年に2代目のジョルジュ・ヴィトンが、コピー商品対策として世界で初めてとなる『モノグラム柄』を商品に取り入れた。モノグラムは『L』『V』『花』『星』を組み合わせたもので日本の家紋などからインスピレーションを受けたと言われている。
1987年にヘネシー社と合併し「LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」グループを設立。その後「クリスチャンディオール」を率いるベルナール・アルノーが、LVMHの株を取得しチェアマンに就任した。1997年にマーク・ジェイコブズを起用しアパレル部門をスタート。1998年にはダミエ・ラインが定番商品として復活。
2011年、「ダンヒル」でクリエイティブ・ディレクターを勤めていたキム・ジョーンズがメンズのスタイル・ディレクターに就任。2013年に「2014年春夏コレクション」を最後にマーク・ジェイコブスが退任し、後任には「バレンシアガ」のニコラ・ジェスキエールがウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任。
2018年に秋冬メンズコレクションを最後にキム・ジョーンズが退任し、後任にヴァージル・アブローがメンズのデザイナーに就任。

ABOUT LOUIS VUITTON / MEN’S DESIGNER

メンズのデザイナーは、2011年にキム・ジョーンズがメンズスタイル・ディレクターとして就任。ストリート要素を強めたラグジュアリースタイルでメンズを成長させる。近年では藤原ヒロシ氏の「fragment design（フラグメント）」や「Supreme（シュプリーム）」とのコラボコレクションを発表し大きな反響があった。2018年にキム・ジョーンズが退任し、後任にヴァージル・アブローが就任。
現在、メンズのデザイナーを務めるヴァージル・アブローは、1980年アメリカ・イリノイ州生まれ。ヒップホップアーティストのカニエ・ウェスト（Kanye West）のアーティスティック・ディレクターを務める。2015年にLVMHプライズのファイナリストにも選ばれ、2017年には「NIKE（ナイキ）」とのデザインプロジェクト「The Ten」のスニーカーが大きな反響を呼ぶ。

ABOUT LOUIS VUITTON / WOMEN’S DESIGNER

ウィメンズのデザイナーは、マーク・ジェイコブスが退任後の2013年10月にバレンシアガのクリエィティブ・ディレクターであったニコラ・ジェスキエールが、アーティスティック・ディレクターとして就任。2018年に契約を更新している。