OUTLET
part 007
アウトレットは本当にお得なのか
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コーチ・マイケルコースのアウトレットストアで配布される割引券とは
これまでアウトレット専用商品については当シリーズでたびたび触れてきましたが、今回はアウトレットストアで配布される割引券、特に人気の高いコーチとマイケルコースについてクローズアップしていきます。
アウトレット専用商品とは
「アウトレット専用商品」というのはアウトレットは本当にお得なのか 1で詳しく解説しておりますが簡単にどのようなものであるかというと、アウトレット本来の意味である例えば傷があるとか・型落ちであるとか、そのような要因とは関係なく、はじめからアウトレットストアで販売するためだけに製造された商品のことです。当然、百貨店などのプロパーショップにアウトレット専用商品が並ぶことはありません。
これまで当シリーズでご説明してきたとおり、「アウトレット専用商品」は全くお得かどうかという点に関しては全くお得ではありません。もちろん決して損をしているわけではなく、商品本来の適正な価格で購入するというだけです。
アウトレット専用商品を製造販売しているブランドは、最終的に割引されている価格で充分な利益を確保できるように定価を定めています。アウトレット専用商品を定価のまま買ったことがある人はきっとこの世にいないでしょう。アウトレット専用商品が、付けられている定価で販売された実績なんて全くないですからね。
アウトレットストアで配布される割引券
三井アウトレットパークやプレミアムアウトレットなど全国各地にアウトレットモールがありますが、コーチやマイケルコースのアウトレット店も数多く出店されています。
一度でもコーチやマイケルコースにアウトレット店に行ったことがある方であればご存知かと思いますが、ショップに入店すると同時にスタッフの方から割引券を渡されるはずです。配布のタイミングはその日によるのかもしれませんが、私自身は、これまで渡されなかったことはないです。
この割引券がどのようなものかというと次のようなものです。
COACH FACTORY
MICHAEL KORS
コーチ、マイケルコースのどちらのブランドもチケットの提示で店頭割引価格からさらに30%OFFとなっています。
何も知らずにこんな割引券をいきなり貰ったら、安すぎて買わずにはいられなくなるでしょう。店頭割引価格からですからね、例えば店頭で定価の50%OFFとなっているモノがそこからさらに30%OFFになる・・・。これは買わなければって気持ちになるのではないでしょうか。
しかし前述の通りアウトレット専用商品の場合、この割引は織り込み済みですからこれだけ割引をしても確実に利益が出るようになっています。この割引された価格こそがアウトレット専用商品を製造販売するブランドでは、はじめから予定している販売価格であると言えるでしょう。
アウトレット専用商品は実はお得ではない、だけど決して損ではない、割引された価格が適正価格なだけと述べました。商品自体が気にいったのであれば、アウトレットであるかどうかは関係なく、例えばバッグだったら欲しいデザインのバッグを普通に買う、たまたまアウトレットに売っていただけ。
しかし、商品自体の魅力ではなく、安くなっていてお得だから買ったということであればそれは損です。しつこいようですが、お得ではないですからね。
続・アウトレットストアで配布されている割引券
アウトレット専用商品について、お得ではないけど商品が気にいったのであれば損ではないということでしたが、でも、実は困ったことが出てきてしまうことがあるんですよ。
まずは次の画像をご覧ください。
MICHAEL KORS
マイケルコースのアウトレット店で配布されている割引券です。さっきも見たよと思われるかもしれませんが、
「あっ!割引券がきれい、さっきのちょっとぐしゃってなってたしね」
「そうなんです、ポケットに入れていたらちょっとぐしゃぐしゃに・・・」
合ってるけど、違います!
正解は、
よくよく見ると割引率が違う!!
1枚目とは別の日にマイケルコースのアウトレット店で頂いたものですが、割引率が20%OFFになっている・・・。1枚目と2枚目を頂いた時期はそれほど期間が空いていたわけではないので、日によって配布している割引券に違いがあるということです。
配布スケジュールがあるのかないのか、または「休日 or 平日」「晴れ or 雨」「売上が良い日 or 売上が悪い日」など、どのような基準があるかは定かではありません。とにかく、日によって配布されている割引券に違いがあるということは確かなわけです。
間違いなく割引率が低い割引券が配布されている日は損ですよね。
あくまで個人的な意見ですが、たとえばゴールデンウィークでセールだからとか、なにかしらの◯◯フェアなど、”時期”で割引率が変わるのはまだ納得できますが、”日”によってだとちょっと気分悪いです・・・。
お得ではないけど決して損ではないと述べてきたのは、あくまで同一条件の割引率の元であり、このような日によって割引率が違うとなると損ではないと言い切れない場合が起きてきます。今回の割引券の場合、明らかに20%OFF割引券の日は損ですから。
あまり良い解決策ではありませんが、わかりやすい割引には気をつけるしかありません。
アウトレット専用商品があるブランドか見抜くポイント?!
そもそもアウトレットでしっかりVMDが出来ていることがおかしいことであって、本来のアウトレットの意味で運営しているアウトレット店は商品のバラツキが多く、売れ残りが極端にあったり・逆にサイズもなく1点しかなかったりとするはずです。
プロパーシーズンで完売に近い人気のあったモノは当然アウトレット店にはほとんどないですし、まったく人気がないモノの場合は売れ残りが大量にあったりと、極力きれいにディスプレイしようとしても雑多感がでてしまうものです。
しかしアウトレット専用商品が存在するブランドでは、立派に商品がバランスよく並び、きれいにディスプレイされている・・・。
アウトレットモールではアウトレット専用商品を製造販売しているブランドがいくつかありますが、たとえ知らないブランドであっても雑多感をポイントに店内を見渡していくと何か見えてくるものがあるかもしれません。
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