ブランドショップで絶対買ってはいけないブランドがある?!
前回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 9」では幅広い世代に長く人気があるブランドのBURBERRY(バーバリー)をご紹介しましたが、今回も実際のブランドを例に挙げながら「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」とはどういうことなのかを解説していいきます。
ブランドショップとは
ブランドショップ(並行輸入店)とはブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1でも説明しましたが、簡単に言うと一般的に高級ブランドと言われているブランドの商品を並行輸入で直接又は間接的に仕入し販売しているショップのことです。
今回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」でご紹介するブランドは、幅広い世代に人気があるブランド「MICHAEL KORS(マイケルコース)」です。
※ 今回ご紹介する「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」においては、ブランドショップ(並行輸入店)で取り扱うバッグ・財布などの革小物の商品が中心です。時計・アパレルなどは含みませんのでご注意ください。
ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド「マイケルコース」
MICHAEL KORS(マイケルコース)とは
マイケルコースは、1981年に自身の名でブランドを設立。Michael Kors CollectionとMICHAEL Michael Korsのラインで、アパレル・バッグ・アクセサリー・時計など幅広く展開。洗練されたモダンなデザインが特徴のブランドである。
デザイナーのマイケルコースは、1997年にセリーヌのクリエィティブ・ディレクター就任し、2003年まで在任。
2015年11月には東京銀座の中央通りに日本国内最大となるマイケル・コースの旗艦店がオープン。銀座店は日本初展開のメンズ・ウェア、ウィメンズのフルラインが揃う。現在、日本国内で約50店舗を出店。
ちなみに現在バッグや財布・時計などのラインは、1996年スタートのセカンドラインであるKORS(コース)の後継として、2004年秋冬から発表されているMICHAEL Michael Kors(マイケル マイケルコース)である。
なぜマイケルコースが「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」なのか
マイケルコースにおけるブランドの特性
ブランドショップ(並行輸入店)で展開されているマイケルコースはバッグ・財布・時計がメインですので、前述のマイケル マイケルコースのラインになります。マイケル マイケルコースは、非常にシンプルなデザインで洗練されたモダンなスタイルの商品が多く人気が上昇しているブランドです。
洗練されているシンプルなデザインというのを言い換えると定番的なデザイン・素材が多いということになります。そうなるとシーズンがいつの商品なのかがわかりにくくなり、使用する分にはその方が流行にとらわれず非常に利点と言えますが、直営ショップ以外で実際に買う段階ではお得なのか・妥当な価格なのかの判断が難しいとも言えます。
ブランドショップ(並行輸入店)でのマイケルコース
ブランドショップ(並行輸入店)でマイケル マイケルコースの商品は、日本国内定価の10%〜20%オフ程度で販売されているケースがほとんどです。
一般的なブランドショップで取り扱っているブランドの中では、知名度的にこれからのブランドとも言えますし、現状において商品量的にはそれほど多く展開されているブランドではないです。また、ブランドショップでの仕入価格も特に安いブランドではないので通常では大幅な値引きは難しいと言えます。
実際にブランドショップで取り扱っているマイケル マイケルコースの商品は、新作と言える商品は少なく、シーズン的には数シーズン以前のモデルも多いため、たとえ30%オフでも商品の価値を考えると安いとは言えません。
もちろん、お目当ての商品であるならば買いということになりますが、決して「お得だから」「割引されているから」という理由だけで買うのはおすすめできません。それは決してお得ではないからです。
アウトレットの存在
マイケルコースは、三井アウトレットパークやプレミアム・アウトレットに出店しており商品量も非常に豊富です。当然アウトレットですから割引もされており、お得に買うのであればブランドショップよりもアウトレット店で購入するほうが商品選択の幅も広いため満足できる可能性が非常に高いのではないかと言えます。
アウトレットでは例外はありますが、通常ではシーズンによって割引率が決定されますので割引価格も適正であると言えるでしょう。
ただし、マイケルコースにもコーチやフルラと同様にアウトレット専用商品が存在しており、商品量が豊富な要因もアウトレット専用商品に起因しているとも言えます。
詳しくは、こちらアウトレットは本当にお得なのか 1のシリーズでも解説しておりますが、アウトレット専用商品の場合はアウトレットといえどもお得ではありません。アウトレット価格がそもそもの適正価格であり、適正価格そのもので購入するだけです。ブランドショップで取り扱っている商品にアウトレット専用商品が混在している場合、よほど詳しくなければ判別は難しいと言えるでしょう。
マイケルコースが「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 」である理由 まとめ
絶対買ってはいけない2つの理由とは
今回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」でご紹介したMICHAEL KORS(マイケルコース)ですが、まとめとして次の2点の理由から「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」と言えます。
1 ブランドショップ(並行輸入店)では、ブランドの特性上(定番的デザイン・定番的素材など)発売されたシーズンがわかりにくい上に、実際に取り扱っている商品も新作を含め非常に少なく、割引されていても実際にはお得ではない。
2 マイケルコースは、正規のアウトレットショップが日本各地のアウトレットモールに出店しており商品量も非常に多くあるので、あえてブランドショップで買う理由はない。さらにアウトレット専用商品の場合は、全くお得ではなくブランドショップで混在している場合は判別が難しい。
ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 10 <あとがき>
次回以降も様々な角度から「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」をご紹介していきたいと思います。
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