ブランドショップで絶対買ってはいけないブランドがある?!
前回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 8」では女性に根強く人気のあるブランドのTIFFANY(ティファニー)をご紹介しましたが、今回も実際のブランドを例に挙げながら「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」とはどういうことなのかを解説していいきます。
ブランドショップとは
ブランドショップ(並行輸入店)とはブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1でも説明しましたが、簡単に言うと一般的に高級ブランドと言われているブランドの商品を並行輸入で直接又は間接的に仕入し販売しているショップのことです。
今回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」でご紹介するブランドは、幅広い世代に人気があるブランド「BURBERRY(バーバリー)」です。
※今回ご紹介する「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」においては、ブランドショップ(並行輸入店)で取り扱うバッグ・財布などの革小物の商品が中心です。時計・アパレルなどは含みませんのでご注意ください。
ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 9
BURBERRY(バーバリー)とは
バーバリーの歴史
バーバリーは1856年に創立され、トレンチコート、そして最初はそのトレンチコートの裏地として使われていたバーバリーチェックが有名。1999年にコレクションラインのバーバリー・プローサムをスタート。現在のクリエィティブ・ディレクターはクリストファー・ベイリーで、2014年にCEOに就任。
バーバリーのイメージとライセンス契約
バーバリーといえばチェック、チェック柄といえなバーバリー。一般的なバーバリーのイメージはこんな感じかと思います。さらにちょっと詳しい方だとバーバリーといえば三陽商会。
かなりニュースになっていたので多くの方がご存知かもしれませんが、三陽商会は2015年春夏シーズンを以ってバーバリーに関するライセンス契約が終了しました。
三陽商会はライセンス契約であったバーバリーロンドンは事業終了、ブラックレーベル・ブルーレーベルはそれぞれクレストブリッジとしてバーバリーの名称を外し継続しています。
ライセンス契約終了の理由
本国のバーバリーではこれ以上ブランドイメージを落としたくないというのがライセンス契約終了の理由です。
日本国内では「プローサムもロンドンもブラックレーベル・ブルーレーベルもどれもバーバリーでしょ!」っていう感じであり違いもよくわからないというのが一般的な感覚であったと思います。バーバリーとしてのブランド価値が他のラグジュアリーブランドより断然低くなっており許せなかったということでしょう。お安くバーバリーチェックが使われていたのですから。
ライセンス契約料についてもバーバリー全体の売上の3%程度にしかならず、バーバリー側からするとライセンス契約を解除することは問題とならないと判断されたわけです。
真のバーバリー好きのために
本来のバーバリーが好きな方・さらにラグジュアリーファッションが好きな方にとっては三陽商会のライセンス契約が終了したことは喜ばしいことだと思われます。
例えばですが、これまでバーバリーを特にプローサムを好きでもブラックレーベルやブルーレーベルの商品を目の当たりにしてまうと残念な気持ちになったり、プローサムを着ていたとしてもよく知らない人からはバーバリーという一括りで見られてしまいがちだったからです。
バーバリーがブランドショップで絶対買ってはいけないブランドである理由
それでは、なぜバーバリーがブランドショップで絶対買ってはいけないブランドなのかを解説していきます。今回はブランドショップ(並行輸入ショップ)で扱っているバーバリーのバッグ・財布などの革小物類が主な対象になります。
バーバリーの直営ブティックでは
バーバリーの直営ブティックにおいてはバーバリーチェックそのままにデザインされているアイテムは全体のアイテム数から考えると非常に少ない傾向であり、どちらかというとどこかにチェック柄がパーツ的に使われていることが多いです。バーバリーに限ったことではないですが、全体的な傾向としてレザー主体のラインナップになってきています。
ブランドショップでは
しかしながらブランドショップでは、バーバリーチェックそのもののバッグや財布がメインに取り扱われています。ブランドショップ実店舗での割引率は通常で10%〜20%程度くらいですが、一概には言えませんがシーズンに関してはある程度以前の商品・モデルが含まれているのではないかと考えられます。
そうなるとそれほど高い割引率でもないのにシーズン遅れの商品を買うはめになってしまう可能性もあります。ただ全てがキャリー品というわけではなく、新作を比較的高めの割引率で販売しているショップもありますのでバーバリーの公式サイトなどで確認したほうが間違いないでしょう。
ブランドショップでバーバリーを買うメリット
ブランドショップで買うメリットがあるとすれば、バーバリーチェック柄の商品を買えることです。さらに、バーバリーの直営ブティックでは日本国内価格が非常に上がってきており20万円前後がボリュームゾーンであるのに対し、ブランドショップで輸入代理店販売価格や参考定価として掲示されている定価は、新作以外の以前のモデルと思われる商品は10万円前後である場合が多くそこから割引になっています。
ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 9 <後記>
ブランドショップではバーバリーチェックが好きな方はある程度安く買うことができます。
しかしシーズン的にはいつの商品であるかは定かではなく、現在のバーバリーのトレンドを求めている方には非常に不向きと言えますし、その意味においてバーバリーというブランドは、ブランドショップで絶対買ってはいけないブランドであると言えるでしょう。
今後も様々な角度からブランドショップで絶対買ってはいけないブランドをご紹介していきます。
次回記事:ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 10
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