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ブランドショップレポート

ブランドショップレポート 5 ブランドショップハピネス 越谷店

ブランドショップレポート第5弾!!
ブランドショップハピネス 越谷店

ブランドショップとは

ブランドショップを簡単に説明すると、グッチやプラダ・ロレックスやカルティエなど高級ブランドのバッグや財布・時計・ジュエリーなどを中心に、並行輸入で仕入れされた商品を販売しているショップのことです。

ブランドショップレポートについて

これまで当ブログでは、ブランドショップで絶対買ってはいけないブランドブランドショップで絶対買うべきブランド 1のシリーズでブランドショップで扱っているブランドそのものについて解説していますが、実際のブランドショップ自体はどのような感じなのでしょうか。
ブランドショップと一口で言ってもショップを運営している会社やショップの出店している立地についてなど様々な要因で特色が違います。
このブランドショップレポートでは実際に各ブランドショップを訪れていき、雰囲気や商品展開などから実際の店舗を通して見えてくるブランドショップが一体どういうものなのかを非常に個人的な見解でレポートしながら考えていきます。

今回のブランドショップレポートは

第5回目の今回はGINZA Happiness(ブランドショップレポート 2 GINZA Happiness)のレポートに続き、株式会社ハピネス・アンド・ディが運営するブランドショップでは2店舗目のご紹介となるブランドショップハピネス越谷店です。

GINZA Happiness・ブランドショップハピネスとは

GINZA Happinessは、株式会社ハピネス・アンド・ディが運営するブランドショップです。株式会社ハピネス・アンド・ディは、全国に70店舗近くのブランドショップを出店している東証JASDAQ上場企業。ブランドショップハピネス及びGINZA Happinessの名称でブランドショップを全国のイオンモールを中心に出店しています。

また、平成25年には韓国ソウル市に100%子会社の株式会社ハピネス アンド ディ コリアを設立しHappiness D- CUBE CITY店をソウル市にオープンし韓国にも進出。ブランドショップとしては業界最大手と言える存在でしょう。

株式会社ハピネス・アンド・ディはAACD(一般社団法人 日本流通自主管理協会)の会員企業ですので、販売されている商品に関しては安心してお買い物ができるショップです。

(AACD及びブランドショップの商品が本物かどうかについて詳しくはこちら→ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 3

ブランドショップハピネス 越谷店

2月中旬 埼玉県越谷市レイクタウン

イオンレイクタウン,ブランドショップハピネス
イオンレイクタウン

イオンレイクタウンとは

ブランドショップハピネス越谷店は、イオンモールが管理・運営する埼玉県越谷市レイクタウンにある日本国内でも最大規模となるショッピングセンターのイオンレイクタウンのkaze棟に出店しています。

イオンレイクタウンとは、kaze・mori・Lake Town OUTLETとそれぞれ名称がつけられた3棟からなるアジアでも有数の大規模ショッピングセンターです。2008年の開業のイオンレイクタウンですが、店舗数は700店を超えており、日本国内のショッピングセンターでは現在でも圧倒的な敷地面積と店舗数を誇っています。

ブランドショップレポート
ブランドショップハピネス越谷店

イオンレイクタウン,ブランドショップハピネス
ブランドショップハピネス越谷店

ブランドショップハピネス越谷店 <店舗>

ブランドショップハピネス越谷店は、画像でもお分かりのようにショッピングモールとしてはスタンダードな大きく開かれた入口の店舗です。奥行きもある程度あり最近のイオンモールに出店しているブランドショップハピネスの店舗の中では比較的大きめの店舗ではないでしょうか。天井高はありますが壁面のほとんどの商品は手に取れる範囲にあり、店内も視界を遮るものはほとんどないので多くの商品が視界に入りやすく見やすい店舗に感じました。

ブランドショップハピネス越谷店 <ブランド・商品構成>

ブランドショップハピネス越谷店は、取り扱っているブランドはブランドショップとしては一通り揃っていました。

ブランドショップハピネス越谷店 <バッグ・財布>

バッグはルイ・ヴィトンをはじめプラダなどのブランドショップとしては定番ブランド・定番モデルがあり、その中でも特に目に付いたのはコーチとレスポートサックの売場面積がある程度取っていたことで、ハピネスのオリジナルブランドであるHappy Candle(ハッピーキャンドル)とともに商品量は比較的豊富。財布もバッグと同様にブランド・モデルともに定番的なモデルが中心。

ブランドショップハピネス越谷店 <時計>

時計もカジュアル時計から高級時計まで商品のモデル数は比較的多く、ロレックスなども充実していたように思います。その中でフェイスを多く取っていたのが国産ブランドの時計で、シチズン・セイコーの価格的にはミドルクラス的な商品(アテッサなど)が豊富に揃っていたのが印象的でした。逆にグッチなどのブランドウォッチはそれほどあるようには見えませんでした。

ブランドショップのあり方

ここからはブランドショップハピネス越谷店を実際に訪れて感じたことを、個人的な見解としてブランドショップのあり方を含め述べていきます。

ブランドショップのディスプレイ

ブランドショップハピネス越谷店は、ただブランド品を買うという観点からすると商品量も比較的豊富であり、あらかじめ欲しい商品が決まっている目的買いの場合は非常に良いショップと言えるでしょう。
ただ、ファッション的な観点で何かを探す・買い物をするということから考えるとつまらなく感じるかもしれません。店舗の内装・什器自体は悪くないと思いますが、ディスプレイ・陳列はあまり考えられているように思えません。

ディスプレイをする意味

時計はメーカーの専用什器がありますのでただ並べたとしてもブランドそれぞれの世界観は比較的それなりに出せますが、バッグ・財布に関してはそのような什器は基本的にありません。
ただ商品を並べているだけでは極端な話になるかもしれませんが商品カタログと何も変わらないですし、ポップをつければいいという話でもありません。
特に財布は並べているブランドに脈絡がなく、ブランドイメージや価格帯など全く考慮している風には感じられませんでした。ブランドの直営ブティックのようにしろとは全く思いませんが、直営ブティックでは商品をディスプレイする際、接客だけではなく視覚でも確実に訴えかけることができるように細かい仕掛けを考えています。
綺麗ごとかもしれませんが、直営ブティックではただ「ブランド品という物」を売っているのではなく、コレクションテーマを通じてブランドの精神や美を伝えたいと考えています。

物としてだけで売るブランド品

ブランド品を物としてだけで販売するのであれば、カタログのように商品をただ並べて販売するのが正解と言えますし効率的だとも考えられます。ただ、それだけだと買う方(お客様)も売る方(販売スタッフ)もなんかつまらないと感じるのではないでしょうか。
言い方をかえると、ブランド品を物としてだけで売る場合は商品知識はゼロでいいわけです。ブランドのことやその商品ができた背景は関係なく、ブランドのネームだけで売るわけですから。

ブランドショップの商品知識

もちちん商品知識を全て押し付けるような接客は全くダメですが、多少なりとは接客時に、例えば「実はこの××というブランドは実は△△で◯◯なんです。だからこの形は使いやすいんですよ。」と、ちょっとしたブランドの情報と商品を絡めて伝えることはお客様にも有益でしょう。
ブランドショップの利点として他のブランドの商品と直に見比べられるわけですからお客様によりブランドの特徴を伝えやすいわけであり、当然そのほうが接客もしやすいわけです。

ブランドネームだけでの接客

実際、販売するスタッフが商品知識がなくブランドネームだけで売るのは、実は接客が非常に大変になります。ブランドネームだけに依存しなければならず、場合によってはお客様が抱くそれぞれのブランドイメージを覆させなければなりません。さらに商品知識ゼロで販売するということは、そのスタッフの人間性のみで販売することになるからです。

ディスプレイも接客の一つ

飛躍的な考えになりますが、そもそも商品知識があれば多少なりとはディスプレも考えるわけです。なぜならどういう商品か分かっていれば、どういう風にそのブランドの中で商品が関連しているか理解できるからです。
ディスプレは綺麗に見せることだけがディスプレではありません。接客と同様に売るために行っている行為の一つです。ディスプレだけである程度お客様に伝えることができれば接客も楽になるわけであり、実際に接客の場面にはいってから物理的にも楽です。関連した商品・ブランドを右往左往せずにお客様にご案内できるわけであり、比較対象をお客様に無意識的に訴えかけることができるからです。

ブランドショップの強み

ブランドショップはあらゆるブランドを扱っているのが強みです。通常直営ブティックだと違うブランドの商品を直接見比べられないわけですから、それがただ並んでるいるだけではせっかくの強みも弱まってしまうと考えられます。

ブランドショップのあり方 まとめ

今回はブランドショップレポートとしてブランドショップハピネス越谷店をご紹介しましたが、「ブランドショップのあり方」はあくまで個人的な見解として、ブランドショップハピネス越谷店だけに焦点を当てたわけではなく、ブランドショップ全般に対してという意味合いで述べてみました。当然、運営する会社及びショップそれぞれのやり方がありますので、決してそれを非難するものではありません。ただ私個人として、大きな意味でのブランドを愛する者としての見解と捉えていただきたいと思います。

最後になりますが、

今回ご紹介したブランドショップハピネス越谷店に関して個人的な見解で実際に訪れた日だけを切り取ってご紹介しました。たまたまこの日がそうだったということもあるかもしれません。
ブランドショップハピネス越谷店だけに関わらずショップというのは日々変化していくものであり、そうあるべきだと強く思います。トレンドや季節によって、運営会社の方針によって、様々な要因で変わってくる変化をブランドショップレポートとして今後もご紹介していければと思います。

店舗詳細情報

・ブランドショップハピネス 越谷店
所在地:埼玉県越谷市レイクタウン4丁目2番地2 イオンレイクタウンkaze 1F
TEL:048-990-1201
通常営業時間:09:00〜22:00