2016-17FW Men’s Collection VERSACE(ヴェルサーチ)
イタリア・ミラノで2016年1月15日-19日の日程でメンズコレクションが開催。
1月中旬の日本では寒さが厳しくなる日が続いていく中ですね。ファッションの世界では早くも来期の秋冬コレクションが発表されました。個人的に気になったブランドを紹介していきたいと思います。
前回のミラノメンズコレクション 2016-17FW MSGMに続き、6回目の今回はVERSACE(ヴェルサーチ)です。
ヴェルサーチは1978年にイタリアで設立され、イメージとしては独特な色使いと配色が特徴的なブランドです。
2016-17FW Men’s collection
VERSACE(ヴェルサーチ)
ランニング?!
ショーは暗闇の中を走るハイテク?!なモデルのランニングからスタート。画像で見るとちょっと間抜けな感じもしますが、動画ではステージの雰囲気が伝わってきてかっこいいです。
ファーストルック
ファーストルックは光沢感全開のコート。
ヴェルサーチから連想するイメージはやはり派手というのが一番にくるかと思いますが、実はシルエットが非常にきれいなブランドの一つであり、特にスーツやアウターのショルダーからの立体感とウエストラインがきれいです。
ショー全体の色の流れが非常にきれいで、秋冬でありながら色味を使いシーズンを表現しているのがヴェルサーチらしいかなと思いましたので色味の流れでご紹介していきます。
<look 6>
<look 10>
グレートーンのルックからホワイト・シルバーがメインに
<LOOK 15>
<LOOK 17>
ホワイトからペールブルーに
ペールブルーのニットのルックはトップのボリューム感と発色が美しく、コートのルックはグラデーション的な組み合わせでイタリアらしい発色。ブラックの分量を増やすと現実的に着やすそうかなとも思いました。
<LOOK 24>
<LOOK 26>
ペールブルーからネイビーに
それぞれのアイテムはリアルクローズな雰囲気で、ネイビーのダウンと濃いめの色合いのジャケットとネイビーのシャツと色のコーディネートはシンプルですが普通にいい感じです。
<LOOK 33>
<LOOK 34>
ネイビーからさらにダークトーンへ
スーツのジャケットはやや低めのゴージラインとVゾーンの開き具合が非常にきれいで、パンツも含め全体的なシルエットも良かったです。
<LOOK 37>
<LOOK 38>
一転して明るめのパープル、オーキッドに
ある意味でヴェルサーチらしいルック。
「look 54」はコートの色は鮮やかですが、スーツも含めシルエットそのものがイタリアの普遍的なかっこよさをあらわしている感じがしました。
<LOOK 53>
<LOOK 54>
そしてブラックへ
ストライプのスーツもヴェルサーチ的要素が強く、男性らしいチェストラインがきれいなルックです。
<LOOK 61>
<LOOK 65>
個人的に気に入ったルック
「look 29」はすっきりしたシルエットのレザーパンツとコートのバランスが良く、遊びのあるプリントシャツもヴェルサーチならではです。
「look 39」は何と言ってもムートンの迫力あるブルゾンと、それを強調するタイトめなパンツが無条件に好きな感じです。
<LOOK 29>
<LOOK 39>
デザイナー
ドナテラ・ヴェルサーチ
2016-17FW Men’s Collection VERSACE Fashion Show
Versace | Fall Winter 2016/2017 Full Fashion Show | Menswear