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アウトレットは本当にお得なのか
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グッチのアウトレット専用商品モデルとは
今回は、アウトレットは本当にお得なのか 2でご紹介したGUCCI(グッチ)です。グッチのアウトレット専用商品のバッグについて実際にどういうモデルが展開されているのかを解説していきます。
アウトレット専用商品について
ちなみに 「アウトレット専用商品」というのはアウトレットは本当にお得なのか 1をご参照いただければご理解いただけるかと思いますが、簡単にどういうものかを説明します。
アウトレット本来の例えば傷があるとか・型落ちであるとかそのような要因ではなく、はじめからアウトレットで売るためだけに作られた商品です。
ですので「アウトレット専用商品」は全くお得ではありません。
割引されている価格は利益ありきの販売価格であり、割引された価格で充分な利益を確保した価格の設定になっています。
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GUCCI(グッチ)
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ショルダーバッグ
このモデルは定番のGGキャンバス生地のシンプルなショルダーバッグで、目立った装飾もなく使いやすいデザインになっています。なによりもこの赤の色味は非常に目を引くでしょう。
サイズは約H25cm× W30cm × D13cmで一般的な使いやすい大きさと言えます。
モデルはレッドの他に色違い・若干のデザイン違いが数種類あります。
下記画像のモデル違いはキャンバス生地にグッチシマレザーを使用しているモデルで、正面にロゴのレザープレートが付いています。
上記画像のブラック・ベージュ以外のモデルもあり、同様の素材でデザインが全く違うタイプとしては下記のボストンタイプのバッグなどもあります。
価格はショップ毎に差があり、ざっくりですが¥50,000前後から¥60,000ぐらいの幅があります。
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GUCCI(グッチ)
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ショルダーバッグ
このモデルはGGキャンバス生地にPVC加工されているモデルです。
ただ通常のPVC加工より画像の通り光沢感が強い素材で、悪く言うとビニール感が非常に強いので好みが分かれるところでもあります。
サイズは約H25cm × W38cm × D9cmで、肩に掛けるとフィット感がよく身体に沿うようなデザインが特徴です。こちらの色違いモデルは、下記のネイビーや他にピンクなどもあります。
価格帯はこちらもショップ毎に大きく差があり、ざっくりですが¥50,000前後から¥70,000くらいの幅があります。
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GUCCI(グッチ)
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トートバッグ
こちらのトートバッグもグッチのアウトレット専用商品としてメジャーな商品の一つでしょう。素材はナイロン×レザーです。
デザイン的には、ある意味で現在のプロパー商品にはないパーツ使いが施されており逆に新鮮とも取れます。このモデルには色違いでブラウンなどがあります。
サイズは約H24cm × W32cm × D10cmで、トートバッグとしては小ぶりな大きさです。価格帯はショップ毎に差がありますが、¥50,000前後から¥60,000くらいです。
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アウトレットは本当にお得なのか 5
グッチ編 後記
”お得かどうか”と”欲しいかどうか”は別問題
ここに掲載した商品以外にもいろいろとグッチアウトレット専用商品は存在します。これまで述べてきたように、アウトレット専用商品は決してお得な商品ではありません。
現在のアウトレット専用商品の価格は、定価の約50%から60%オフ程度で販売されていますが定価で販売されることは無い商品です。割引された価格が定価と考えていい商品です。
グッチのプロパー商品の割引率は概ね10%オフ程度がほとんどであり、実店舗では定価そのままの商品も多いです。本来であれば5万円くらいではグッチのバッグのほとんどのモデルは買えません。
デザイン的に気に入れば今回ご紹介したアウトレット専用商品は買いであると言えますが、間違ってもお得だから買うというのは避けたほうがいいかもしれません。なぜなら全くお得ではないからです。アウトレット専用商品は、残念ながら割引された価格で充分な利益を出せるコストしかかけられていません。
デザイン的にもアウトレット専用商品はプロパー商品と仕様の違いが大きいため、知っている人が見れば一目瞭然でわかる可能性が高いです。特に色のバリエーションはアウトレット専用商品ならではです。
個人的な見解になりますが、グッチの場合アウトレット専用商品と言えどもそこそこの価格であり、そこまでしてグッチのバッグを買うのであれば、もう少し頑張ってブティックラインのバッグを買ったほうが後々後悔せずに済むのではないでしょうか。グッチの平均的な財布の価格よりも安いバッグというのもちょっと残念な気持ちにもなります。
しかし、自分自身欲しいと思えるものが一番であることに変わりはありません。お買い物をする上の判断基準の一つとして、少しでもお役に立てられれば幸いです。
次回以降もさまざまな切り口でアウトレットが本当にお得なのか解説していきたいと思います。
次回記事:アウトレットは本当にお得なのか 6