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ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 5

 


ブランドショップで絶対買ってはいけないブランドがある?!第5弾!!

前回は「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 4」として大人気ブランドの一つであるグッチ(GUCCI)をご紹介しましたが、今回も実際のブランドを例に挙げながら「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」とはどういうことなのかを解説していきます。

ブランドショップとは

ブランドショップ(並行輸入店)とはブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 1でも説明しましたが、簡単に言うと一般的に高級ブランドと言われているブランドの商品を並行輸入で直接又は間接的に仕入し販売しているショップのことです。

今回の「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」でご紹介するブランドは、ブランドの王様というべき存在で女性の憧れるラグジュアリーブランドの代表的なビッグメゾンであるブランド、シャネルをご紹介していきます。

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※今回ご紹介する「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」においては、ブランドショップ(並行輸入店)で取り扱うバッグ・財布などの革小物の商品が中心です。時計・アパレルなどは含みませんのでご注意ください。


ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 5

今回「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」でご紹介するブランドは、ブランドの中のブランドと言える存在であり、女性にとっては憧れる方が多いであろうブランドの最高峰、シャネル(CHANEL)です。

なぜシャネル(CHANEL)は「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」なのか

ブランドの王様ともいうべき存在、シャネル(CHANEL)

1900年初頭に設立されたCHANELは、数あるラグジュアリーブランドの中でもHERMESと並びブランドのランクとしては最高峰の位置付けでしょう。他の高級ブランドの多くが目指すべきブランドとしても認識しています。

なぜならば、多くのラグジュアリーブランドは流行の始点または先端であることが求められるのがファッション世界であるからす。しかし常に先端でいることは非常にブランドとしてのパワーが必要であり、ビジネスとしてすぐに直結するかは別問題として存在します。

良い意味で流行の枠組みから抜け出ているブランドはシャネル(CHANEL)とエルメス(HERMES)ぐらいではないでしょうか。

乱暴な言い方をするとこの2ブランドに関しては流行は全く関係ないからです。そして何より他のラグジュアリーブランドが羨ましく感じている点は、ブランドイメージとビジネスが両立していることです。

流行の流れが激しいファッション業界では、稀有な存在と言えるでしょう。

プレミア価格になるブランド

シャネル(CHANEL)は、ブランドショップで取り扱っているブランドの中でもプレミアプライスになる可能性が非常に高いブランドです。はじめから身も蓋もない話になりますが、どうしても定価で買いたいという方は直営店に行きましょう。

しかし、シャネル(CHANEL)の直営店でブランドショップでプレミアプライスになるような商品を買うには問題点が実はいくつかあります。

シャネル(CHANEL)の問題点

シャネル(CHANEL)は人気は非常に高いものの、商品の生産数は他のビッグメゾンに比べるとそれほど多くはありません。お客様がどれだけお金があってシャネル(CHANEL)の商品が欲しくても現物がなければどうにもなりません。

さらにブランドショップで取り扱っているシャネル(CHANEL)の商品の特徴は、ある意味でシャネル(CHANEL)を代表するような人気のあるモデル、もしくは人気のあったモデルを中心に品揃えしている場合が多く、それらのモデルはシャネルの直営店ではほとんど店頭にはない、または既に取り扱っていない商品もよく見受けられます。

そうなるとブランドショップで、定価以上の価格でしか手にいれる手段は無くなります。


なぜプレミア価格になってしまうのか

ラグジュアリーブランドの価格に対する考え

ラグジュアリーブランドは、そのブランドの考え方で大きく価格面で差がついています。ここで言う価格面とは日本価格と海外各地での価格差のことです。

昨今、中国人の爆買いというのがニュースを賑わせていますが、これも現状では日本のほうが安く安心して(主に真贋という点で)買い物ができる環境が主な要因でしょう。

この日本価格と海外との価格差を極力なくすことを主に考えて、値付けをしているブランドと、地域の経済力をもとに価格を決めているブランドに大きくわけられます。

価格差をなくす方向性をもつブランドは、世界中どこで買っても同じ価値の提供を考えています。例えるならどんなに裕福な国でも10万円、どんなに貧乏な国でも10万円。逆に提供する地域の経済力をもとに価格を決めるブランドでは、裕福な国では20万円、貧乏な国では5万円。

もちろんこれは極端な例ですし価格決定については、為替変動など様々な要因が影響することでもあります。あくまで商売として成り立つか成り立たないかというレベルの話であり、個人で海外旅行に行き本国で購入する場合は、一般的に本国が価格としては一番安いと言えます。

海外と日本国内の価格差

価格のベースはブランド本国での価格になりますが、この本国と日本の価格差が大きければ大きいほどブランドショップでは安くできますし、逆にこの価格差が小さいブランドではほぼ値引きはできません。

ブランドショップの仕入ルートは、主に国内の輸入卸業者から仕入を行っており、リテール部門がある輸入卸業者では直接ネットショップで小売しているケースもあります。

輸入卸業者はブランドから直接的・間接的に仕入する場合と、海外のショップ・ブティック・アウトレットなどでの店頭買いに大きく分けられます。そしてこれが卸価格に大きく反映されます。

ラグジュアリーブランドの価格調整

シャネル(CHANEL)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は価格面での調整を細かく行っており、且つ、並行輸入では基本的に店頭買いしかできないブランドなので、日本に輸入して販売する段階では非常に利益が薄いです。そのためブランドショップで利益を出す場合にはプレミア価格を付けざる負えなくなります。

直営店で品薄感があるシャネル(CHANEL)はまだいいですが、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)に至っては直営店の品揃えもよく、さらに日本国内での店舗数も多いため、ブランドショップでは定価での販売にならざる負えない状況です。

辛うじてルイ・ヴィトンの直営店が近くにない地方では、それぞれのブランドショップにもよりますがプレミア価格となっているケースは多く見受けられるものの、シャネル(CHANEL)ほどのプレミア価格をつけることは不可能でしょう。

プレミア価格になる要因

ブランドショップでプレミア価格になる要因は上記のことを踏まえ、ブランド本国と日本国内での価格差がほとんどないブランド、人気があるブランド・商品、さらに品薄でなかなか手に入らないブランド、この3点が当てはまるブランドに適用されると言えます。

・ブランドショップにおけるシャネルの在庫

前述の通りシャネル(CHANEL)は、他のラグジュアリーブランドと比べ欲しいデザインの商品があったとしても、直営店のブティックでいつでも揃っているわけではありません。いくらお金があって欲しくても買えないことが多々あります。

ブランドショップでは定番デザインの人気商品をメインに多く仕入することが多いので、「値段なんか関係ない、どうしても欲しい」という方はブランドショップで是非購入してください。

ただブランドショップもシャネルに関してはいつでも在庫があるわけではありません。仕入も計画的というよりは、いい商品がでたら仕入するという状況が多いブランドなので入荷直後であれば当然揃っていますし、為替変動などの要因で全く仕入できない状況もあるので、どうしても手に入れたい場合は早めの決断が求められます。


ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 5 まとめ

シャネル(CHANEL)が「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」の理由

シャネルをブランドショップで買うことは、費用対効果として価格だけで考えると非常に良くないと言えます。大きなデメリットは、やはり定価またはプレミアプライスがほとんどであることです。

ブランドショップでの品揃えは、シャネル(CHANEL)に限らずある意味において独特(後日記事にできたらと思います)ですので、直営ブティックと比較すると販売されている商品・モデルに違いを感じることもあるでしょう。

シャネル(CHANEL)はブランドショップであっても豊富に在庫のあるブランドではなく、商品自体の管理状態も若干心配な面もあり、アフター面まで含めるとブランドショップでの購入はおすすめできません。

また、正当なブランドショップでは偽物の取り扱いはあり得ませんが、シャネルは偽物が非常に多いブランドの一つです。様々なリスクを取ってまで定価以上で買うべきではなく「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」と言えます。

「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」における個人的見解

シャネル(CHANEL)は、ブランドショップにおいて価格が割高にもかかわらず、ただ商品を買うというだけであり、直営店で受けられるであろう価値やアフターも含めたサービスはほとんどありません。

シャネル(CHANEL)というのはやはり特別なブランドであり、同じ価格以上のお金を使うのであれば直営店のシャネルブティックで買うべきではないかと思います。個人的な感覚に差はあるかもしれませんが、直営店のブティックで買う気持ちの良さは格別です。

ブランドの徹底した価格政策は正規ルート以外は暗に認めないということですし、シャネル(CHANEL)はアウトレット ショップもなく、これらはブランド価値を保つ大きな手段でもあります。(ちなみにシャネルの商品を正規で安く購入する方法は、ファミリーセールくらいだと思います。)

今回は「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」としてご紹介したシャネル(CHANEL)というブランドは、あらゆるブランドの中でもやはり特別なブランドの一つであり、せっかく安くはない価格で買ったバッグや財布など、一生使い続けるような気持ちで購入する方も多いかと思います。それならば、せっかく手に入れた物に対してより一層の愛着が持てる背景になるのが後々も良いのではないかと思います。


ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 5 <後記>

今回は、時代を超えて非常に人気が高くブランドの王様とも言うべき存在であるシャネル(CHANEL)を「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」においてご紹介しました。今後も実際のブランドの例を挙げながら「ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド」を解説していきます。

次回記事ブランドショップで絶対買ってはいけないブランド 6

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